DXにおけるバッチ処理の重要性

DXにおけるバッチ処理の重要性

DX推進ではバッチ処理が重要な要素となります。なぜバッチ処理が重要か解説します。

DX推進の前提条件:システムのモダナイゼーション

レポート

経済産業省が2018年に発表した「DXレポート」では「2025年の崖」として日本の近い将来に警鐘を鳴らしています。同レポートでは「日本の企業がDXを推進しなければ、2025年以降の5年間で、最大で年間12兆円の経済損失が生じる」と記され、レガシーシステムは長年の運用でシステムのブラックボックス化が進み、これを解消しなければ、「データ活用できずDXを実現できない」「維持管理費が高騰し技術的負債が増大する」「保守運用者の不足等でセキュリティリスク等が高まる」とも記されています。

DXを推進するためには、レガシーシステムのモダナイゼーションが一つの課題になっています。そして、レガシーシステムには多くのバッチ処理が存在しており、その中でも夜間バッチ処理はオンライン処理終了後に開始し、翌日のオンライン処理開始までに終了させる必要があります。汎用機からオープンシステムへとモダナイゼーションをした結果、所定時間内にバッチ処理が終わらずトラブルになるケースや処理時間を短縮するために並列処理にしたことによりデータの整合性が取れずにトラブルになるケースを耳にすることが多々あります。モダナイゼーションでは定型バッチ処理の高速化と安定稼働が必須条件となります。

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DX推進におけるデータ活用

組み合わせ

DX推進におけるデータ活用では、長年のシステム運用で蓄積されたデータだけではなく、新たなデジタル化により蓄積されるデータやインターネット上に公開されているオープンデータ、あるいは、他の企業から購入したデータなど様々なデータを組み合わせることが必要になります。様々なデータを組み合わせることで新たな知見を見い出すことができ、DX実現へと導くことができます。このデータを組み合わせる処理はバッチ処理になります。しかも、一度で結果が得られることはなく、何度もトライ&エラーを繰り返すことによって結果を得ることができます。

例えばAIを活用する場合、「教師データの準備→AIでの結果検証→教師データの見直し→AIでの結果検証」これを繰り返し、AIの精度を上げていくことでようやく業務で利用できることが可能となります。かと言って時間を掛けてトライ&エラーをやっていたのでは、時代の流れに取り残されてしまいます。

DX推進におけるデータ活用では、業務部門のニーズやビジネス環境の変化に迅速に対応できるか、属人性を排除しITリテラシーの高くない人材にもデータ活用できる仕組みかという点を考慮し、非定型バッチ処理を簡単に素早く実施できる環境を整えることが重要となります。

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DX推進プラットフォーム「SOFIT Super REALISM」

SOFIT Super REALISM

DX推進におけるモダナイゼーション(定型処理を高速かつ安定に行う)とデータ活用(非定型処理を素早く行う)ではポイントは異なりますが、いずれもバッチ処理が一つのキーワードとなります。

弊社製品インメモリ型超高速データ処理システム「SOFIT Super REALISM」は、「Excel感覚で最大20億行のテキストデータを超高速に処理」を実現したシステムです。ノンプログラミングで直感的にビッグデータを処理できるため、Hadoopのような高度な専門知識を必要とせず、Excelでデータ処理を経験されている方であれば2時間程度の講習を受けていただくだけで、Excelでは取り扱えないビッグデータを処理していただくことが可能であり、処理したいデータをテキスト形式でご準備いただければ、すぐに処理していただくことが可能です。

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データ整備サービス

データ整備、レポート

弊社が提供している「データ整備サービス」は、お客様のご指定の編集仕様に基づきデータ整備を行うサービスです。マイグレーションに伴うデータ移行など今あるデータを短期間で整備(加工)したい場合にご利用いただけます。詳しくはホームページをご覧ください。

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