DX推進は、できることからはじめることが重要
デジタイゼーションからデジタライゼーションの実施方法
目次
DX推進のまず一歩、
デジタイゼーションからデジタライゼーション
- DX推進メンバーの選定
- DX推進メンバーは、書籍・インターネット・セミナーからDX推進の知識を得る
Step1 デジタイゼーション:アナログ情報のデジタル化
各部門(総務、人事、企画、システム、営業、業務、技術、製造)ごとに実施
各部門の既存業務フローを修正
- 業務の流れを確認し、業務フロー修正
- 業務フローに対応して、「入力ファイル、出力ファイル」の数と項目を洗い出し、レコードの追加・削除、データの更新タイミングを明確化
※ファイルとは、データ(フィールド)、項目(カラム)、レコードで構成
部門業務フローを基に、ファイルを洗い出し、部門業務フローと部門ファイル、部門業務改善用ファイルを関連づけ
-
ファイルが「いくつ、どこに、どんな内容、どのように利用」を分類し、部門ファイルと部門ファイル一覧表作成
- 全社システムで管理されているファイル:業務システム毎に存在するDBを構成する物理テーブル
- 全社システムで管理されてないファイル:オフィスのファイル(Word 、Excel、テキストファイル)、IoTデータ、画像、映像
- 部門内だけで利用しているシステムのファイル:Accessの物理テーブル
- アナログデータ:できるだけデジタル化してファイルとして保存
- オープンデータ:利用後ファイルとして保存
-
現状存在はしないが、業務効率化に必要なファイルとして、部門業務改善用ファイルと部門業務改善用ファイル一覧表作成
- 処理ツールを活用し、部門ファイルより部門業務改善用ファイルを作成
※処理ツールの条件:アドホック処理(処理結果が正しいかどうかを対話型で実行)+超高速処理+ノンプログラミング
- 処理ツールを活用し、部門ファイルより部門業務改善用ファイルを作成
部門業務フロー合わせ、部門ファイルと部門業務改善用ファイルから大福帳ファイルを作成
※大福帳ファイルとは、ファイル内の各項目をマスターと紐づけた、部門明細ファイル(ファイルの見える化)
※マスター(基本ファイル)とは、業務を遂行する際の基礎情報となるデータ
- 処理ツールを活用し、部門業務フローに合わせ、入力ファイルからどのように処理して出力ファイルが作成されるかを大福帳ファイル作成で確認
- 大福帳ファイル作成時には、重複ファイル、未使用ファイル及び項目を削除し、ファイルを標準化、最小化
部門成果物
- 部門業務フロー、部門ファイル、部門ファイル一覧、部門業務改善用ファイル、部門業務改善用ファイル一覧、部門大福帳ファイル
Step2 デジタライゼーション:データを活用して業務効率化をはかり既存のビジネスを効率化
会社全体で実施
会社全体の既存全社業務フローを修正:基本的には、Step1の部門成果物から全社成果物を作成
- 自社だけでなく、関連企業の連携を考慮
- 社外ファイル(仕入元、納入先)、新たなオープンファイルを活用できないか検討
全社成果物
- 全社業務フロー、全社ファイル、全社ファイル一覧、全社業務改善用ファイル、全社業務改善用ファイル一覧、全社大福帳ファイル
完成した成果物で、業務効率化を推進
関連記事:デジタルトランスフォーメーションに関する記事はこちら
関連記事:デジタルトランスフォーメーションに関する活用シーンはこちら
ここまで推進できれば、DX推進には、
コンサル会社、システムインテグレータの支援はいらない
- 推進メンバーのIT技術は、社外のコンサルタント、システムエンジニアと変わらない
- プログラム作成が必要な時は、推進メンバーがPythonを習得
- DX推進ノウハウで、推進メンバーでDX推進会社の事業化可能
Step3 顧客視線で、ビジネスの変革や、新規ビジネスに取組む
DX推進の妨げ
コンサル会社に相談
構想立案とか言って実際に何をやって頂けるのか、どこまで業界の知識があるのか、数回の打合せで、分厚い雲をつかむような現実とはかけ離れていると思える、訳のわからない横文字が多い提案と、金額を提示される。
システムインテグレータに相談
コンサル会社程ではないが、打合せをしていくと、訳の分からない横文字は多く、進め方が明確にならない。しかたなく業界知識+業務知識をいちから説明する。こちらが話したことをまとめてくるだけで、自社でもできそうに思える。これではDX推進のスタートラインになかなか立てそうにない。
処理ツールお勧め
「SOFIT Super REALISM」
関連サイト:超高速データ処理システム「SOFIT Super REALISM」
関連動画:5分でわかるREALISM