コード名寄せ
コードは、情報を管理する(情報システムに処理させる)為に附番(主に英数字)し、データの「識別、圧縮、分類、暗号化、信頼性向上」目的があり、コード体系見直し時(データ連携、データ統合、マスタ統合、システム再構築)には、コード名寄せが必要となる。
コードには、有意コードと無意コードがある。
有意コード:コードに意味があり、内容が理解できる。
- コードの各桁に意味を持たせてしまうと、桁数が多くなる。
- 意味の種類が増えてくると桁が足りなくなり、コード体系が破綻するとシステム全体に影響がある。
- コード管理者が必要。
無意コード:コードに意味がないので、内容は理解できない。
- コードの意味を表す項目またはテーブルが必要。
- コードの変更があってもシステムへの影響は少ない。
- コード体系が破綻はほぼなく、破綻しても対応は容易。
コードの種類
- シーケンスコード(Sequence Code):順番コードともいい、0001→0002→0003→…→9999 というように連続した値をデータに1つずつ割り当てていく方法。
- デシマルコード(Decimal Code):10進コードとも言い、全てのデータを0~9の10グループに分割し、さらにグループごとに10個のサブグループに分割することを繰り返していく方法。
- ニモニックコード(Mnemonic Code):表意コードとも言い、値から対象のデータが容易に連想できる英数字・記号の組合せをコードとして割り当てる方法。
- ブロックコード(Block Code):区分コードとも言い、営業部は1000~1999、企画部は2000~2999 というようにグループごとに定められた範囲内でコードを割り当てる方法
コードには、標準コードと独自コードある。
標準コード:行政機関、標準化団体、各種業界団体が作成し、管理する。
独自コード:企業が独自に作成する。
行政機関が保有するコード例
- 行政:政府機関コード(利用機関コード)、政令指定都市番号、行政コード、都道府県コード、市町村コード
- 地域:水域コード、地域コード、地域番号一覧、土地利用分類コード、土地利用種別コード、郵便番号
- 自然:河川コード、湖沼コード、海域区分コード、島コード、干潟コード、湿地コード、灘コード
- 産業:産業分類コード、職業分類コード、商品分類コード、農業地域コード、産地コード
- 交通:港符号表、港コード
- 医療:医療機関番号、二次医療圏
- 教育:大学番号一覧、大学・高等専門学校コード、高等学校等コード表
- 統計・調査:刊行頻度コード、自治体中間標準レイアウト、家計調査 収支項目分類
- その他:生保会社コード、傷病名マスター、動物種類コード、地震コード、断層コード
データ整備サービスの詳細
データ整備サービスでは「データ確認」と「データ整備」を繰り返し、データ活用の課題解決をお手伝いいたします。
Step1 データ確認(データ確認レポート):データ項目毎の「最小値、最大値、最小件数、最大件数、最小桁数、最大桁数」をレポートで確認
CSVファイルとテーブル仕様をお預かりし、データ確認レポートを短期間(最短2日)で作成いたします。
テーブル編集仕様の作成をお客様で行うことが難しい場合は、弊社にて作成サポートも行っていますのでご安心ください。
Step2 データ整備:テーブル編集仕様をもとに、新たなデータを作成
いただいたテーブル編集仕様を元に、お預かりしているCSVファイルを整備・加工して、短期間(最短4日)でCSVファイルをお返しいたします。
Step3 データ再確認(データ確認レポート):新たなデータ項目毎の「最小値、最大値、最小件数、最大件数、最小桁数、最大桁数」をレポートで確認
データ整備が終わった後のCSVファイルがテーブル編集仕様に沿ったデータであることを、データ確認レポートによって確認いたします。
もしER図をいただくことができれば、テーブル間整合性レポートの作成も合わせていたします。