データ移行:ERPシステム
オンプレミスERPからクラウドERPに移行したいが、システム月額利用料が安くても初期のデータ移行費が高額で悩んでいる。
顧客
- 業種:不動産業
- 部署:経営管理部
- 利用シーン:データ移行
背景
オンプレミス型ERPシステムを設置・運用していましたが老朽化と運用コスト削減のため、クラウド型ERPシステムに移行することになりました。オンプレミス型はハードとライセンス費用だけでも約1000万円必要でしたが、クラウド型にすることで10分の1程度に抑えられると試算しました。しかし過去データの新システムへの移行をベンダーに相談したところ、データ移行費が約600万円の見積だったため、自社でExcel等のツールを使い最低過去1年分のデータ移行ができないか検討していたときにデータ整備サービスを見つけました。
課題と効果
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ベンダーによる過去データのデータ移行費が高額。
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テーブル編集仕様作成サポートを付けても、データ整備サービスを利用することで費用を抑えることができました。
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Excelを使って社内で開発するには、最低1ヶ月間集中する必要があり、通常業務と並行するとなると2~3ヶ月必要。
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データ整備サービスを利用することで、通常業務と並行しながら約3週間で移行できました。
利用イメージ
オンプレミス型ERPシステムからクラウド型ERPシステムへのデータ移行をデータ整備サービスを利用して行いました。
担当者は、当初Excelでの移行を検討していたため、移行先システムの仕様や1ヶ月分のデータを基にテーブル編集仕様書を作成していました。しかし、まず1ヶ月分データのデータ確認レポートを作成した段階で、テーブル編集仕様書で想定できていなかったイレギュラーデータが存在することが判明し、テーブル編集仕様書を修正することができました。1ヶ月分のデータでテスト移行を確認した後、全件データだと、また想定していないデータが含まれていることが判明するといったことがありましたが、テスト移行も無事に完了し、本番移行も終えることができました。移行後のデータについてデータ確認レポートを作成することで、移行結果を確認でき安心しています。現在は、旧システムと新システムの1ヶ月間の並行稼働中です。
もし、自社で開発していた場合、仕様変更による開発のやり直しで想定以上に工数がかかったかもしれません。データ整備サービスを利用することで、社内の開発工数も大幅に削減することができました。
関連動画:データ移行はデータ整備サービスで